
2年半近くをともにした最後のハムちゃん,みてぃすをやっとちゃんとお弔いできることになりました。
早く暖かい所へ旅立たせるべきを,ずっと寒い所で過ごさせてしまった。
4回目なので通い慣れた斎場への道…。でも,ホントは行くことがなければありがたい道…。
それでも,ちゃんとそこへ行くことが,飼い主としての最後の務め。
いつか土へ返すために,温かい所へ送ってあげるために行く。
この日,「8年間ともにしたラブラドールをてんかん重積で安楽死させた」と言う中年夫婦と一緒だった。
「ハムスターかぁ…小さくて寿命が短いと切ないだろ? まぁ,大きくても小さくても何年でも同じだな。一緒に過ごした時間,自分を幸せにしてくれたんだもんな,こうして送ってやりたいよな。"この人に飼われて良かった"って思って欲しいよな,幸せにしてくれた分さ」
って語ってた。
子供が独立してから飼い始めただけに,まさに子供のようで,家族そのものだったらしい。
「痙攀発作が止まらなくなってさ。病院に連れて行ったけどダメで…。そばにいるのが分かると,こっちをみて近寄ろうとするんだよ。でも痙攀してるから動けなくて…それが痛々しくてさぁ…。先生にも"正直…限界だと思います"って言われてさ。かわいそうだけど,苦しみながらウチらを求める姿が見てられなくて…」
と,涙を浮かべながら「最期の時」の話を語ってた。
「そうかぁ,あなたの子は,逆に"迷惑はかけまい"とひっそりと逝ったんだろうなぁ…あなた思いだよ。あなたのことがホントに好きだったんだな」
って言ってくれた。
そして,ウチの方が早く済んでしまったので,ウチが先に帰ることに。
「これでお互いに少し落ち着けるな。ありがとう。二人だけだったらシンミリしちゃって苦しかったかもなぁ。悲しい時間だけど,同じ思いで来てる人と一緒にこの時間を過ごせて良かったよ。気を付けてな」
と見送ってくれた。
ほんの30分程度だけど,互いに自分のペットへの思いを語り合った,思い出を語り合った。
「動物って良いよな。ホントに幸せにしてくれる。大事な家族だよな」
ってのが3人の共通項。
家に帰って,PCの中の写真や動画を振り返って涙が出た。
でも…これでやっとちゃんと見送ってやれた。
ともに暮らして,先に昇った3匹の所へ送ってやることができた。
4匹が集まった時,どんな会話をしてるんだろう…。
「もうさ,ダメ人間でさ。でも良い所で過ごしたよね」
って思って欲しいな。
例によって,白い袋に包まれた白い骨壺。
4つ目が並んだ。
2年半近いのに,頭蓋骨がしっかり残ってて,そのほかの小さい骨もしっかりしてた。丈夫な子だったんだな。
歴代…なぜか雨が降る。
今日は降らなかった…と思ったら夕方から職場に歩いている最中に少し雨が降った。
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