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Cotents of Winugoya (http://winusama.hp.infoseek.co.jp)
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 本日は「○○区医師会血管障害セミナー」とか言う勉強会に行きました。
 と言っても…お手伝いに行ったんですが…。
 まずはウチの医師が脳卒中の講演をして,ウチの主任がエコーの話をして技能講習&デモンストレーションになるのですが…。
 「技能講習のインストラクターがもう1人必要になって…お願いできるかしら?」
と主任から声がかかってたので…。
 とりあえず…主任…パワポのパージが飛びすぎ…動画が動かなかったり…ちょっとテンパってたりw
 んで…技能講習&デモンストレーションを終えて懇親会になるのですが,懇親会の会場に移動する時に後ろから肩を叩かれ,
 「最近,調子はどう?」
って…。誰かと思ったら,かかりつけの消化器内科の先生でした。
 元々は初代内科部長の知り合い(同期?)で,
 「遅くまでやってて,休診は祝日のみ。病院からも家からも近いだろうし,知り合いだから…」
って,名刺を渡されて紹介されて通院を始めたんですがね。
 確かに,ウチとウチの病院と同じ区だし,ウチにも患者を送っているので来ても不自然じゃないわな。
 しかしビックリしたでよぉ。まさか自分の主治医が来るとは…。しかも技能の所を見てたりしたの?
 帰り際には,
 「頑張ってね,ムリはしないように」
って握手してくれました。
 親身な先生で,ウチの病院の惨状も心配してて,初代内科部長も「彼は研究とかより臨床が好きなんだよなぁ」って言ってたくらいなので…。
 ちなみに…聴講に来てたクリニックの技師さんは主任がその昔に勉強に行ったクリニック。しかも同僚君のご両親が通っててちょうど昨日受診したらしい。
 世間って狭いなw
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 ははは…1週間も放置してしまった…。

 さて,今日は17:30から院内勉強会。
 感染対策の方で来ている先生の,感染症に関する勉強会。
 前回はウチの細菌室の技師が簡単に解説してたけど,今回は更に深く突っ込んだ内容。
 月曜から勉強会があるのはツラいけど…とりあえず行ってみる。
 まぁ…基本は「抗生剤の使い方」がメインかな。
 まずは病院と言うより日本の厚労省の考えの甘い所に参った。
 それから…抗生剤の使い方に色々問題があることも。
 自分が尿道炎になった時の処方された薬も,結果がはっきりしてからの処方のおかしさ…。
 恐らくはウチの病院での処方もおかしいはず。前にどの先生だかが抗生剤の使い方でブツブツ言ってたしなぁ…。
 ウチの病院の脳波は,基本的に主治医が読むことになっている。
 ただ,技師側としても「技師コメントというなのサマリー用紙」と言うのを添付して主治医に送っている。
 主治医自身が読んで,あるいは技師コメントを参考にして「これで良いや」と言うことになれば「判読済み」となるんだけど,「もう少し…」とか「コンサルトが欲しい」となれば,月に1回,外部から来る判読医に判読してもらうことになる。
 読んでくれる人がいないし,所見が出せても「薬をどうするか」なんてことがあるので,判読に回される例もあるんだけど…。
 んが…判読結果の報告書を見ても…コンサルテーションは特に書いてないし…見られた所見は技師コメント通りだし…(判読の先生は技師コメントの用紙が気に入らないらしいので,予め抜き取っておいてる)。
 同僚君が「技師コメントと全く同じコトしか書いてないじゃん…」ってつぶやいてた。
 若輩ながらも,ウチが書いたコメントでさえ同じコトが書かれてたり…。そしてコンサルテーションというものもないし…。
 まぁ…専門家に見てもらうと…「全く同じ」ではあるけど「こんな所見もあったのか」「これは間違いだったのか」と言うのがあるんだけど,だいぶ読めるようになってきたなぁ。
 あとは疾患や状態に見合ったコメントが書けて,もう少し臨床側にアプローチできるコメントが書けるようになればなぁ…。
 新年度からは院内判読になるので,いかに自分たちがちゃんとしたコメントを書けるか,だな。
 所見だけじゃなく,状態なんかも含めてきちんとしたサマリーが書けるようにしたいもんだ。
 あと少し…もう少し…レベルアップして頑張らねば。
 またもや…呆れる事態…。
 主治医は何を診てるんだか…。
 看護師は何を看てるんだか…。
 リハ士は何を見てるんだか…。

 「今まで平気だったんだけど,今日,リハビリの時に気付いたんだけど,右足が腫れてて…。下肢静脈を見て欲しい」
と言う電話と検査依頼伝票。

 んで…検査室に患者さん到着。
 どれどれ…と右足を見てみると尋常じゃない腫れ方をしている。
 ってか…「今まで平気で今日になって腫れた」と言うもんなのか? いくら麻痺側であっても,失語があっても,何で今さら気付くんだ? いくら何でも急に腫れた雰囲気じゃない。昨日や一昨日というレベルでもない。

 さて…検査をしてみてビックリ…。
 大腿部の中間から下が全部血栓閉塞している。
 血栓の様子からして,下腿から上方へ発達したと思われる。比較的古そうな血栓もあるし…。
 なので…かなり前から血栓があって腫れてて…それがどんどん成長して太い所までガッツリ詰まってきたので尋常じゃない腫れ方をしてるのではないかと…。
 ってか…こんなになるまで何で誰も気付かないんだ?
 左右で全然太さが違うし,相当前から腫れていると思われるけど?

 そう言えば…前にも同じような事例が…。
 もちろん,
 「相当前からあったような血栓がかなり見られてます。かなり前より血栓を抱えてて,それが成長して,ここまで重症化したのでしょう。"数日で急に"と言う感じじゃないです」
と言うことを,迎えに来た看護師にも,主治医にも報告しておきました。
 「検査を受ける」と言うのはホントに面倒なものである。何分の検査だろうと長く感じるものである。
 今日の下肢静脈エコーは,前回の検査で血栓が見つかった方のフォローアップ。
 この方は…「寒い」「まだ?」「いつ終わる?」「退屈」…などなど色々訴えが多いんだけど…。
 こう言う方は,黙々とやってサクッと終わらせるか,適当な会話を織り交ぜながら気を紛らわせるかになるんだけど…。
 まぁ…でもこの方はよくしゃべるので…黙々とやっていては不満を感じそう…。
 ウチは…全くもって西日本と円がないにもか変わらず…なぜか微妙に関西風味で…「エセ関西弁もどき」と言ういかがわしい言語の持ち主w
 「エセ」なんだけど,関西出身の患者さんに「先生,どこ? 大阪? それとも?」なんて聞かれたり…。
 ちなみに…今日の方は四国出身らしく…この「適当な言語で濁す」と言うのが通じる風味w
 「またやるの? なんでぇ?」
 「この前もやったやろ? あれからどないなったかなぁ? ってな。ようなっとればえぇし,変わらんかったりしたら薬とか考えなあかんからなぁ。マメに見んとあかんのよ,悪いねぇ。ほんでも,こないだやったから,今日はちっとは早う終わるで堪忍な」
 んで…1~2分毎に「まだぁ?」「あとどれくらいなん?」「リハビリには間に合う?」って…。
 そのたびに…「そやな…1/3が終わったとこやな。ほんでもこないだより早いやろ?」なんて言うと「1/3? まぁ…確かに早いけど…」なんて感じで…。
 高齢故「なんでするん?」に同じコトを何回も答えつつ「ちゃんと見んと面倒なことになるで? 息が苦しくなったりしたらリハビリどころやないやろ?」なんて繰り返す。
 「つまらんなぁ…。先生もつまらんやろ?」
 まぁ…正直…めんどいよw 黙って受けててくれればもっと楽だし…。
 「まぁ…つまらんやろな,することないしな。んでもウチはつまらんコトないよ。ヘタすりゃ○○さんの命に関わるコトやし,適当に終わらせて"実は大変なものがあった"ってことやったら困るしな」
 「うん,困るなぁ…」
 しかし…これは非常に大変で…話してると時間がかかるから相槌も適当な所でとどめなきゃいけないし…時間も気になるし…見落としも出来ない…。
 こんなたくさんの養素を欠かすことなく…退屈させないようにやっていかんと…。
 「あと○○分やな。あの時計で○時○分には終わるから」と言っても…所見があるとそれを越えそうになる。
 そうすると「もう少しで時間なるけど終わるん?」って詰め寄られるし…。
 そんなときは,
 「あぁ,もう一回,一番大事なとこ見せてや。そこんところが一番面倒を起こすんよ。だからしっかり見直さんと。そのかわりあと○分で終わるから」
って濁して…。
 それから…常套句は…「多めに時間を言っておく」「"もう5分経ったやろ?"には"1分毎に聞かれても1分しか進まんよ,まだ3分や"で延ばし延ばし」とか…。
 まぁ…これをケースバイケースでやっていくんだけど…。
 この方…相変わらず血栓はおありで…前の見落としかも知れんけど別の所にも見つけて…またフォローアップが来るんだろうな…。
 まぁ…その時も…良い意味で適当にやっていこう。
 それでも…最後には…,
 「なんか前よりも早かったわ,ありがとう」
って言われるんだな。
 言葉の魔法が大事。でも難しいな。
 つくづく「医療はボーダーレスであるべき」と思いました。
 本日21時より(遅すぎ…orz),通称「ゼク」,ドイツ語で「sektion」がありました…帰ったのは0時です…_| ̄|◯
 元々,学生時代は病理学専攻で,就職してから生理検査になったので,腹部エコーをすると画面が白黒でもカラーで見える。
 んで…逆にゼクで血管を見てると白黒で見える…。
 病理医が脳外科出身で,特にウチの病院の特性から「頸動脈は限りなく遠位まで摘出」と厳しく言われてたのですが,日頃エコーで見てるので,周囲組織を切開しながら「まだまだ」「もうそうそろそろ」が分かったりする。
 「あー…これが○○動脈やなぁ…ほなもう少し…」
とかね…。
 おかげで,一緒に入った技師のお膳立てやアドバイスがあったとは言え,病理医ご満足の摘出に至りました。
 それにしても…久々…。
 学生時代で既に30例の経験があるという異端児で,学生時代で縫合やらあちこちの切開を学んでいたけど…時が経つと要領を忘れるもんですな。
 テキパキ進めるには「次に何をするか」を読めなきゃいけないんだけど,長いブランクがあると「次」が読めない。
 それでも一生懸命回想しながらやりました。ダメ出しもくらったけど,概ね「まぁ良いだろ」くらいの評価。
 実は生理検査室全員が帰った後に,上司に,
 「手が多い方が良ければ,入りますが?」
と打診したんですよ。やっぱり…昔の専攻の魂がうずくし…エコーをやってると実物が見たい。
 主任が聞いたら,
 「良いように使われるよ」
って怒られそうだけど,上司は,
 「まぁ,検体系が人数不足なら,生理検査室から誰か,小間遣いでも良いから人員が欲しい時があるだろうから,特に経験を持ってる人には入って欲しい」
ってことなんで…。
 やっぱり…思うことは…「私はエコー屋さん」「私は生理の人」…と言う人は,実際の状態や配置が解らないとつまずくと思う。
 そして「私は病理屋さん」と言う人では「開けてもなかなか見えない所」を想像できないと思う。
 なので,双方がボーダーレスでクロスオーバーでやってこそじゃないかと…。
 「普段見てるもの」に対して,「本物はどうなのか」「エコーで見たらどうなのか」と言うクロスオーバーな発想がないと,互いに発展できないのでは?
 それを考えると,正直,断面図の写真しか見てない放射線技師が参加できないのはかわいそうだと思う。
 「命を救う」と言う立場では,時に「命を絶った姿」を目にすることで,「痛みを伴わない検査で状態を類推する」と言うことが必要じゃないかと…。
 正直…勉強会の講師と言っても今回は補佐なので…何をするんだか…。そんなことを考えながら主任と出かけた。
 質問しきれなかった人の対応で良いのかな?
 と思ってたんだけど…主催側の思惑よりもタイトスケジュールになってしまったために,プランナーになってる先生が,
 「これじゃぁ,組み分け2組じゃキツいよ,3組にしないと…」
とおっしゃっていたので,主催側から,
 「申し訳ありませんが,3組にしたいのでご指導願えますか?」
とのこと…。
 でも…補佐だから今回は無賃だしなぁ…。でも…「お昼ご飯も自前になるよ」って主任の話と裏腹に「お昼ご飯はご用意してございますので…」と言う感じでお昼ご飯が食べれたし,ヒマするよりは良いだろう…ってんで引き受けることに。
 でも「無賃になる」と言うのを気にかけて,プランナーになる先生からは,
 「今から主催側から講師料は出ないから,私が講師料相当は出してあげるよ」
とも言われ,主任からも,
 「同じくらいの働きだから,講師料は分けるね」
とも言われ…。
 主催側から出ないのは,手続きの都合があるから床がないにしても,先生や主任がウチの分のために出してくれたのはありがたい。
 別に「お金」じゃないんだけどね,ただ「お金はこっちで出すね」と言ってくれた所は「自分の能力を認めてくれてる」ってコトなんだと思ってる。それがたまたま「お金」という形なだけ。
 主催側からは,
 「今回はすみません。でも確かに組み分けが2組は厳しいですね。次回以降はしっかりと検討の上で依頼させて頂きます」と…。
 プランナーになってる先生からは帰りがけに,
 「また次の機会もよろしくね」
と言われ,主任からも,
 「今回はしょうがないけど,でもまた頑張ろうね」
とも言われ…。
 最終的には「お金」になっちゃうんだけど,「やっぱり必要だ」「講師料を私費から出すに値する」と言うところにありがたみと向上心を抱きました。

 さて…裏話…。
 今回の講師の件では,主任がウチの事務サイドから,「回数が多すぎる(規定回数内なのに)」「営利団体じゃないのか」「受講料からするに営利目的」とさんざん嫌味を言われたそうで…。
 数字しか見れない事務屋には頭を痛める…。
 回数と言っても規定上限にはほど遠い。
 受講料と営利については,まずは主たる講師には講師料と交通費が支給される。デモンストレーションと実技のためには機器メーカーに借用代と運送・設置・技術者派遣費が必要となる。何十名者受講者にフルカラーの資料を配付する費用がかかる。もちろん会場使用費もかかる。そりゃぁ受講料も高くなるであろう。
 営利団体であって当然。公の機関でこれだけレベルが高く,実技の時間をとってくれる講習会なんてそうそう出来るわけがない。研修専門機関があって当然でしょ。
 しかし,そりゃぁマージンが発生するにしても,受講者が多いのはそれだけニーズがあるわけで,ほかの講習会だけでは満足できないからでしょう。
 実際,今でこそ「指導できる立場」にまでなったけど,「普通に検査できる」と言うレベルになるまでは,数万円規模の講習会に何度足を運んだことか…これが医療技術者の現実…年間に十万円くらいの出費をしてでも勉強しなければ窓際族みたいなもんなんだ。
 そして…患者数も落ち込み…訴訟されているような病院…どう考えても信頼性は低いにも関わらず…講師の依頼が来るってどう言うことか分かってるのかな?
 ほかの病院の技師でも良いのよ…別に。ただ,近隣でここまで密にやっていて,研鑽を深めてる所がある? 病院が傾いてても技量が見込まれてるから声がかかるワケで…。
 営利に関しても,同じくらいのレベルの講習を受けられる講習会をリストアップして検証してみればいい。どこへ行っても数万円の受講料は当たり前だし,知識と技術にどん欲なほど,レベルを高めたく思うほど,受講料の高い講習を受ける。
 1枚のペラ紙を見ただけで「高い」だの「営利目的」だの言わずに,もっと調べてみればいい。医療技術とはいかに投資が必要かと…。そして…病院が傾いても招かれるのはなぜなのか? なぜ近隣のほかの病院の技師ではないのか考えてみればいい。
 これだけ信頼を失った病院の中に,足の先から頭のてっぺんまで密に検査できて臨床医が信頼をおく検査室がある病院があるなら教えてくれ…と。
 まぁ…次にウチが招聘状をもらった時にはとことん戦ってやろう。


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1975/12/20
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恋の下手な恋愛内科医
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▼ 横浜在住,34歳。職業は炎の妄想族 兼 恋のヘタな恋愛内科所属。ほかプロフ参照。よろしくです。
▼ メンヘル患者,職場しがみつき,日々忍耐系
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