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Cotents of Winugoya (http://winusama.hp.infoseek.co.jp)
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★ 本日の在宅カルテ
  → http://winukarte.blog.shinobi.jp/Entry/818/

 同僚君の仕事ぶりにはホントに困る。
 何事につけても「身勝手」「自分本位」「他人任せ」「手抜き」「自分の興味・関心・得意事優先」「甘い」「他人にうるさい」…と言った感じだろうか。
 今日は残り番だったのだが,午後の半ばにICUでの検査を終えて検査室に戻ってきたのだが,残っていた検査は他の技師が従事していて,自分が従事する検査はなかった(残っているのは同僚君が担当する検査だけ)。
 なので,急患検査が入れば別だが,締めの作業をするコトにした。
 ついでにちょっとした雑用があったので,「雑用を仕掛けて,その間に締めの作業をしよう」と考えていたのだが。
 さて,雑用を仕掛け始めたところで,またうるさいことを言う。
 「なんでそんなコトを今やるの? 残り番だろ? 他にやることないのかよ?」
 他にやることはあるさ。だけどちょっとした雑用が仕掛けてから少し時間の掛かる作業だったから,「雑用を仕掛けてから締めの作業をしよう」と言う目論見だったのだが。
 しかしいちいち反論するのも面倒なので「あぁ,うん」とだけ返事した。
 検査室は,入口側に心電図室があり,奥にエコー室がある。締めの作業に「その日のエコーデータのバックアップ」があるのだが,これもそれなりに時間が掛かるから,雑用を仕掛けた上で,他の作業とも並行してこなしていた。
 受付から「心電図お願いします」と声が掛かったのだが,この時,同僚君は心電図室にいた。何をしていたかと言えば,たぶんこの後に担当する検査のための調べもののためだと思うが,本を読みふけっていた。
 ところが,「心電図だってよ」とこっちへ振ってくる。なんで入口の側の心電図室にいながら,奥のエコー室で作業している人を呼ぶ?
 「彼の患者がすぐに来る」と言うのならともかく,そう言うワケではない。まだ余裕があるのにとりあえず本を読んでいたいのだろう。しかし奥の人間を呼びつけてまでやらせる程,心電図を撮る数分がそんなに惜しいのか?
 これもまた面倒なので仕方なく奥から入口までやって来て心電図を撮ったのだが。もちろん心電図を撮ってる最中も本を読みふけっていて,撮り終わってもまだ読みふけっていて,それから何分も経っても読みふけっている。十分に余裕はあるじゃないか。
 基本的に「興味がある」「得意とする」ようなモノでない限りは,午後になると手を引いていく仕事ぶりの彼。
 これは主任ももう一人の技師も不満に思っている。
 夕方に今日のコトをちょっと主任に話してみた。「あの子はしょうがないのよ」「堂々と"今は○○だからやって"と言ってみれば?」と言うが,「正面からぶつかるのは面倒だ」と言うと,主任は「私は彼を正面から見ない。横目で指示をしている。そうしないと使えないから」と。もう一人の技師も同じようなコトを感じていて,同じ様な対応を推奨したという。
 彼がウチの病院に異動してきた時に,主任は,元の病院の技師から「大丈夫? 彼はちゃんと仕事してる? あんまりちゃんとしない子だったんだけど」と言う電話を受けたらしい。
 どうやら,ウチの病院・検査室の環境や人員との関連性ではなく「彼本来の資質」と言うコトらしい。非常に困ったものだ。
 主任は確かにアクの強い人だ。色々な人と衝突もしている。
 しかしそんな中でも,ぶつかりながらも「人を見ている」と言う部分はありそうだ。
 と言うのも,以前から講習会やら健診ボランティアなどの仕事に関しては,ウチを指名するコトはあっても,彼を指名するコトはない。「ウチの方が技量が優れている」と言う理由ではない。単に「彼を受け入れない」と言うコト。だからそう言う話がある時はウチに「彼が必要だと思えばあなたから声を掛ければ良い。私からは声は掛けない」と言う。
 色々ぶつかりながらも,主任はウチの方を買っているようだ。
 4月に勉強会があるのだが,著名な先生の講演などがあったり,主任は実技講師を請け負っているのだが,その誘いを受けた。「誰でも来れるがだくさんはムリ。あなただけを誘う」「良い話を聞いてね」「聞いた話を教えてね」と言う。
 心身共に弱い状態の自分ではあるが,実質的な信頼性はウチにあり,彼は心身共に健全ではあるが,実質的な信頼性はない様子。
 正直,かなり苦しむことや大変な思いをすることはあるが,大きなプロジェクトにはウチが指名されている。「あと何年かすれば私も引退。その後はあなたが頑張るのよ,あなたこその役目なのよ」と言われている。
 結局,彼は「自分の好きなコトだけやっていて,あとはそこそこ」と言う評価のようだ。
 ただ,アピール力はあるので,上司や一分野の専門知識を欲しがるDr.からは評価されてはいるだろう。
 アピール力が意外とないウチは,地味に現場でコツコツと積み上げて,総合的な部分で「信頼だけは得ている感じ」だろうか。
 同い年で,同期で,同じ星のモトに生まれてはいるが,どうも実際の資質は違うようだ。それが「困った方向に」ね。

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1975/12/20
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恋の下手な恋愛内科医
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▼ 横浜在住,34歳。職業は炎の妄想族 兼 恋のヘタな恋愛内科所属。ほかプロフ参照。よろしくです。
▼ メンヘル患者,職場しがみつき,日々忍耐系
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