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長文です。長い長い分かりやすいような分かりにくい解説と感想を述べます。
そして…最後にようやく…我が身の危機を嘆きますw 6/1より「改正道路交通法」が施行されました。 この改正の大きな「違法駐車」へのより厳しい措置が焦点です。 これまでの違法駐車の取締りは,警察官が駐車禁止場所にて駐車された車両を見つけると,車輪と路面にチョークでラインと時刻を記し,概ね30分経過しても駐車状態である車両に対し,ステッカーないし輪を車両に付けて,「違法駐車」である旨を通告するとともに,運転者に出頭を求め,出頭した運転者に対し反則金の納付を命じるとともに,違反切符によって反則点による減点を行っていました(本来は「降車などによって速やかに車両の移動ができない停車状態」「人の乗り降りや荷物の積み卸しに限られた5分程度を越える停車状態」を「駐車」と定義しています)。 しかし,これは管轄区域内で限られた警察官によって行うことになり,取り締まることのできる台数にも限界があります。また,出頭を求めても出頭しない運転者がいるために,「反則」が成り立たないケースも多く見られます。これは「駐車された車両を目撃して駐車状態が継続しているのを確認してから取り締まる」と言う形式のため,運転者の特定ができずに見逃しが発生してしまうのです。 今回の改正では「民間監視員の配備による速やかかつ効率的な取締り」「駐車と認めうる状態になるやいなや違反認定」「運転者が特定されない場合には所有者に罰則を科す(放置違反金納付)」によって,違法駐車に対する取り締まりの強化と罰則の厳格化を主眼にしています。 と言うわけで…これらに関するキーワードを…。 1. 民間委託された駐車監視員の配備 これまで,駐車禁止の取締りは警察官によってのみ行われて来ました が,これからは民間委託された「駐車監視員」によっても違法駐車の監 視がされます。 ただし「駐車監視員」は「取締り」ではなく「監視・通告・通報」に 活動が限られます。 「監視員」は「車両から運転手が駐車して降車したのをデジタルカメ ラで証拠として撮影し,その車両に"違法駐車である"旨のステッカーを 貼付し,警察に通告する」と言う行為だけを行いますので,その場で反 則金の徴収や違反切符を切ることはできません。この辺を忘れてしまう と「監視員」を名乗る詐欺に遭うので要注意。 原則として,運転者はその通告に従って違反場所管轄警察署に出頭 し,従来通りの取締りと同様に反則金の納付と反則点による減点を受け ます。 警察官に加えて「駐車監視員」が配備されることで,「違法駐車を監 視する側」の人間が増えるので,より多くの違反車両を取り締まること ができるようになります。 また,降車時にその姿を撮影するので,明らかな証拠も記録されるた め「私が運転をしていたわけではない」と言う反論の余地もなくなり, ほぼ確実に違反者を特定できます。 2. 所有者への罰則 これまでの駐車違反では「駐車違反した運転者」に罰則が与えられて いました。しかし出頭を求められても「知人に貸していて,私は運転し ていない」と逃れる違反者がいるため,「運転者が出頭しない場合に は,運転者に変わって所有者に罰則を科すことができる」と言うことに なりました。 これで前項の証拠写真に加え,「私は運転していなかった」と逃げ切 ろうとしても,後々に所有者に罰則(放置違反金の納付)が科せられます。 同一所有者への罰則が度重なる場合には,一定期間,該当車両の使 用が制限されたり,車検が受けられなくなり,事実上,該当車両の運転 が不可能になりす。 ちなみに,レンタカーでの駐車違反では,運転者が出頭しない場合は, そのレンタカー所有社に放置違反金納付の請求がされ,それを元にレン タカー会社が借用者に違反金相当額を請求することになります。おそら く踏み倒しをすれば,レンタカー会社でブラックリストに載ることでしょ う。 さて…実は…いくつかの不均衡があります。 1. 駐車監視員はホントに厳格か? 「お役所」の「容赦ない態度」,逆に「甘さ」が考えられますが,同 じコトは民間にも危惧されます。 駐車監視員は厳正な審査と試験によって認定されますが,所詮は「民 間」ですから,資本主義である以上は「儲け」があるはずです。おそら く通告件数に比例した報酬があるのではないでしょうか? そうするとこ れまで以上に,「ホントに乗降・積み卸しのごく短時間」であっても, 容赦なく通告される可能性があります。検問やねずみ取りなどでは,よ く「月末はノルマが…」などと言われてますが,それ以上に「利潤追求」 に拍車をかけた取締りが行われかねない気もします。 それとは逆に,駐車監視員の中には運送会社社員が合格している例も あるらしいのです。と言うことは,身内または同業者に対しての「甘さ」 が出る可能性もあります。 この2点を考えると,「お役所」以上に不均衡が危惧されますが…。 2. 出頭しなければ罰金だけで済む?! 先に述べた2点の文章をもう一度熟読してみて下さい。 駐車→通告→出頭命令→出頭→反則金納付請求・反則点付与 駐車→通告→出頭命令→出頭拒否→所有者違反金納付請求 出頭拒否すると何かが足りませんか? 反則点がないのです。 つまり,運転者自身が所有者であり,出頭を拒否すると,反則金相当 の違反金を納付するだけで済むのです。 もちろん,繰り返せば車両使用不可になりますが,「運悪く稀な違反」 という運転手にとっては,おそらく車検まで繰り返さなければ違反金だ けで済み,反則点による減点はない,無違反を貫き通せるのです。 無制限に逃げ道があるわけではありませんが「稀なら罰金だけで違反 にならない」と言う不思議な側面。 レンタカーで所有社経由で借用者に違反金相当額が請求されるなら, なんらかの方法で後に運転者にペナルティーがないとおかしいのでは? さて…ものスゴい熱くなってますが…非常に困ってるんですよ。 なんと,制度そのものが厳格化されただけでなく,二輪車への取締りもより強化するようなのです。 消化器内科には無料駐車場があります。と言うことで,バイクで通院は諦めて車で通院して駐車場に止めます。まぁ,強引に駐輪所に入れることもできますが…。 心療内科には駐輪場がありません。病院からどれだけ歩いても駐輪場らしい駐輪場がありません。と言うことはバイクで通院するのはムリがあると…。んで…駐車場はあるんですが…目の前ですが…コインパーキングです。いや…確かに路上駐車は邪魔だし…反則金に比べれば駐車料金なんて安いもんです。でも…ヘタすりゃ3時間待ちとかですよ…それで駐車場代はキツいなぁ…と。何より…仕事が終わってから行くとなると車では時間がかかりすぎる…。 反則金と駐車代と迅速さを考えたら…コインパーキングにバイクを駐輪…ですかねぇ? と言うか…そう言う行為はありなのでしょうか…。 PR
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プロフィール
HN:
ゐぬ様
年齢:
49
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性別:
男性
誕生日:
1975/12/20
職業:
恋の下手な恋愛内科医
自己紹介:
▼ 横浜在住,34歳。職業は炎の妄想族 兼 恋のヘタな恋愛内科所属。ほかプロフ参照。よろしくです。
▼ メンヘル患者,職場しがみつき,日々忍耐系
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