【02/13(Wed)】 入院16日目：「変化」「動き」「外」を求める

★ 本日の入院カルテ
　　→　http://winukarte.blog.shinobi.jp/Entry/17/

　また寝付きは悪いものの何とか寝付いていた。
　ただ，深夜～早朝にかけてイヤな夢を見てしまう。
　「自身の夢を見て目を覚ましホッとすると，地震がやってきて，それも夢でホッとしたらそれも夢で…」って何段階の夢やねんっ!!
　まぁ，「夢の中で夢を見る」というのは結構あるんだけどね。

　本日の朝食
　　・胚芽入りロール
　　・蜂蜜
　　・チーズ入りスクランブルエッグ
　　・杏缶
　おいしかったけど，ちょっとおかずが物足りない。

　今日は午前中はOT。あと2日しかないので早く仕上げないと…。
　とりあえず脚部は切りそろえたので，棚板と天板を準備して組み上げ…これが明日の作業かな。
　あ…でも…組み上げてしまうと持ち帰るのがなぁ…。
　大工道具は家にはないので，L時金具と木ねじで組むことにして未完でいくか? まぁ，なんであれ明日は天板と棚板の切り出しだけは最低限の作業。

　本日の昼食
　　・白飯
　　・赤魚の塩焼き
　　・きんぴらゴボウ
　　・みそ汁
　　・味噌マヨネーズ和え
　赤魚…塩焼きと言うよりは煮魚に近かったけどウマいので良しとする。でも今日のおかずはちょっと醒めてたのが残念…orz

　午後は，父親くらいの歳のおじさんと一緒に1時間くらい散歩に出かける。
　その後は一人で病院の敷地内でミルクティーを飲みつつ音楽を聴きつつのんびり過ごす。
　今日は風が冷たい。風の当たらない日向はぽかぽかで暖かかったけど。

　本日の夕食
　　・ちらし寿司
　　・鶏ボールと野菜煮
　　・野菜椀(要するに清汁?)
　煮物，今日も良く味が染みていておいしかった…温かければ良かったな。

　「何もすることがないから」「コミュニケーションが取りにくい人が多いから」…だから散歩を求める…「外の世界」を求める。
　次第に変わってきた…少し動きたくなってきた…「変化」が欲しいんだと思う。
　「ありきたり」を繰り返す「日常」には，実は「ささやかな変化」があることを感じ始めた。
　この空間も「ありきたりの繰り返し」ではあるけど「変化」に乏しい。
　吐かなくなり，ご飯が食べられるようになり，眠れるようになった。そして「外の世界」「変化」を求めるようになった。難しい相手に大変ながらも応じられるようになり「コントロール」が出来るようになってきた。
　明日が入院最終日。
　ちょうど「仕上がった」と言う感じなのだろうか。
　「休む」「感じる」「見つめる」「評価する」「立案する」…一連の流れを約3週間で遂げた。

　一緒に散歩に出掛けたおじさんが色々語りつつ言葉をかけてくれた。
　「もうすぐだね。ここには長くいるもんじゃないよ。オレは事情があって見通しは立ってないがね」
　与薬の時にも別のおじさんに言われた。
　「二度と来ない…そのくらいの気持ちが必要だよ」
　今は，病院にいると少し「息詰まる」と言う感覚を覚える。
　一連の流れを遂げて「外」「変化」「動き」を求め始めた自分は，やはりそろそろ「出るべき時」なんだと思う。
　「入院してから」を数えるより「退院するまで」を数えるようになった。
　プレッシャーになるから具体的なことは考え込まないようにしてるけど，少しずつ「ビジョン」が見えてきた。あとは「負けない」と言うこと。
　そう言えば…映画の17歳のカルテの1フレーズにあったなぁ…似てるんだ…。
　「長くいるもんじゃない」
　「二度と来ない…そのくらいの気持ちで」
と言う言葉を受けたけど，映画の最初の方で，主人公が病院の前でタクシーから降りる時にタクシードライバーが言ったセリフ。
　「馴染むなよ」