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Cotents of Winugoya (http://winusama.hp.infoseek.co.jp)
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 かねてより抱いていた「逃れたい」と言う欲望。
 例の電子カルテ導入に伴う心労ですな。
 来年度は明らかに実務的な作業が始まるので,なんとしても逃れたい。
 そして…既に今の時点で逃れたい。
 バグが多いながらもカスタマイズの自由度とデータ処理の手軽さが,ウチの病院を経験した先生方からは非常に好評です。ありがたいことです。
 しかしながら,電子カルテに接続するとなると,安定性や他のシステムとの接続に関しての問題と直面する。
 係長としては「業者がほぼ恒久的にメンテナンスでき,安定稼働でき,他のシステムとの連携がスムーズなシステムが理想で,きちんとしたパッケージに移行したい」としている。一方主任は「まだ標準化されていない検査項目については随時カスタマイズが必要で,データー処理に関してもパッケージでは実現できない」としている。
 確かに,いくつかのシステムのデモをしてもらったけど,一般パッケージの物は「業務統計」はできても「データ統計」はほとんどできない。
 要するに「学会・研究会でのデータ収集」には全然役に立たないんだな。
 係長に続いて,ほかの職員もパッケージ品に惹かれ始めてる。
 そこは非常に単純な理由で,「データー統計」なんてものは学会や研究会に顔を出す人間だけが必要なわけで,そんなことには係長は関わってないし,他の職員もそれほど関わってない。関わるのは自分と主任と一部の医師。そこに温度差があるんだな。
 開院当初,「(お手製ながらも)システム化」より「手書きベースの報告書」が推進されていたけど,自分は今後のことを思って,手持ちのPCを提供して実績を作った。その時も「放課後に自分でデータ入力をしてデータ収集をする」という覚悟をしていたくらいだった。
 実際に稼働してみると不可欠な物になり,誰にとっても便利な物になった。
 んが…これから出てくるパッケージ品はどうなんだろう…。
 おそらくは日常的な業務の中では全く問題がないし,むしろ安定していて他のシステムとの連携もスムーズ。メンテナンスなんて自分たちでやらなくて済むし…。
 主任が「今のシステムは大事にしたい,色々使い勝手が良いから。でも新しいシステムへの移行を係長は望んでるし,みんなも傾き始めてる。どう?」と問う。
 何も答えられなかった。
 パッケージ品を接続するだけでも相当な労力を覚悟しなきゃいけない上に,今のシステムは完全オリジナルなのでもっと苦労がいる。
 心の中では「どうでも良いんじゃないですか? 必要だと思ってる人が毎日あとで個人的にデータ入力して蓄積すればどっちでも良いし」と思ってしまった。「どうせ…ウチも今年度で出ちゃいますから…面倒はイヤだし…残る人たちの都合に任せます」とも思ってしまった。
 今月中には方針を決めなきゃならないらしいけど,どっちにしても苦労があり,推進するにも難がある。
 毎日,この手の話題を耳にする度にツラくなる。そして床に就いても頭の中を駆けめぐり,夢の中でもあれこれ考える。
 もうこんな生活イヤなんですよ。
 どっちに転がっても,あの時のトラウマがやってくることには変わりないし…。
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ゐぬ様
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1975/12/20
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恋の下手な恋愛内科医
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▼ 横浜在住,34歳。職業は炎の妄想族 兼 恋のヘタな恋愛内科所属。ほかプロフ参照。よろしくです。
▼ メンヘル患者,職場しがみつき,日々忍耐系
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