【08/16(Thu)】 終戦記念日

　そう言えば…昨日だろ…という気もしつつ…。
　テレビの中でしか見たことのない風景。玉音放送を聞いてうなだれる国民たち。
　あの戦争が正しかったのか…戦争否定派としては正しいとは思えないけど…「大日本帝国」を作り上げる上では「必要」とされた戦争だったんだろう。なんせ，「お手軽な海外観光地」が「国土の範囲内」になるわけだし…。
　たまたま「純情きらり」をしばらく前に観ていたので「戦前～戦後」を，限られた範囲内では掴むことができたと思っている。当たり前の如く「一般国民の立場」と言う点でしか掴むことはできなかったけど，それでも「国民の命とは何か?」と言うのを感じた気がした。
　靖国参拝問題が出ている中，今回は参拝はなかったようだけど，A級戦犯はともかくとして，一般の国民が祀られていることを思えば，どう捉えて良いのやら…。
　経営母体柄，朝のミーティングで黙祷があったけど，頭の中では「純情きらり」で観たことばかりが頭に浮かんだ。そりゃそうだ，体験もしてないし，あくまで自分は「一国民」だから…。
　しかし，「終戦記念日」と言うのは，いわゆる「大日本帝国の完全な敗北が決定した日」であって，そこだけに着目して心を寄せるものなのだろうか?
　いくつもの戦争を経験して，その中でたくさんの犠牲を払い，多くの異国民の命を奪ってきた。
　あの「完全たる敗北」を機に，GHQの下で，新しい「日本国」と言うのができあがって体制なんかも変わってきて，戦争首謀者が処分されたわけだけど，それを「記念日」と言うことに違和感を感じる。確かに日本が戦争を放棄した日であり，「あの戦争での完全敗北を宣言した日」であるものの，そこだけに着目して，これまでの尊い命だとか，「戦争の愚かさ」を考える日として「記念日」という名を付けていることに少々の疑問を感じる。
　今でも，世界の中では内紛を含めても戦争は続いている。あの日，日本に対して「完全敗北宣言」をさせた某超大国ですら「治安維持」と言う名目で戦争もどきをしている。
　呼称にいささかの疑問を持ちつつも，某超大国には「終戦記念日」と言うものが存在しないことになるんではないかと…。
　某超大国の国民の中にも未だに犠牲者がおり，相手国の中で一般国民も損害を被り命を落としている。まぁ「日々戦争」と言う気がしてならないのだが…。
　たまたま，日本はこれを機に「戦争放棄」を謳うことになり，「自衛権」のみを有する国家となったわけで…それはそれで正しいことだとは思うけど…。
　しかしながら，某半島北部の国が国民の犠牲を払いながら，勝ち目のなさそうな抵抗をしている所は，戦前･戦中の我が国を思い起こすな。某氏が我が国で言う某象徴的存在と同等の扱いになっていてる。
　日本でも，終戦となって実用化されなかったにしろ，核兵器に相当するものを研究・開発していた痕跡が見つかったという。これをどこの国のどこに使おうとしたのだろうか…。某2都市の感情を逆撫でしかねないとは思いつつも，同様のものを日本でも研究･開発していたことは，時期が違えば同じコトを他国にしていたのかも知れない。ただ，GHQの指導と某2都市の関係で陰密にしていたのかも知れないけど…。ただ，唯一の被爆国としてこれまで通り主張していくことは大事だとは思う。
　しかしながら，日本にも同様の可能性を秘めていたことは，心にとめておきたい所でもある。
　…と…珍しく真面目なことを書いてしまったけど…色々考えたもんでね。とりあえずは宮崎あおいが結婚してしまったことが口惜しい。