【10/01(Wed)】 MRIスゴすっ!!

★ 本日の在宅カルテ
　　→　http://winukarte.blog.shinobi.jp/Entry/272/

★ 本日のまっそん生活記「?!」
　　→　http://winumasson.blog.shinobi.jp/Entry/131/

　今日は終業後に院内の「安全管理研修」と言うのがありまして…全職員参加が必須なのですが…。
　3テーマあって「薬剤」「輸血」「画像(MRI)」で，各部門の職員がプレゼンテーションします。
　「薬剤」は禁忌薬や併用禁忌や使用方法などについて。
　まぁ，これはあんまり検査技師には関係してこないわけではありますが…。
　「輸血」は同じ科ですが，担当が違うのですが，なんかの問い合わせの時には心得ておきたい所です。
　「画像(MRI)」もあんまり検査技師に関係してないのですが，プレゼンの時に流れた映像がビビった。

　MRIは「Magnetic Resonance Imaging：核磁気共鳴画像法」が正式名称ですが，要する，かなり要約すると，強力な磁場をかけて，生体組織を構成する分子が磁場に反応して動きを見せ，それを捉えて画像化するものなんですね(説明になってないｗ 筆者もよく分かってないしｗ)。
　まぁ，とにかくMRIでは「強力な磁場」「強力な磁力」がキーなのですよ。
　「磁力」と言うと「ガウス」ってのが出て来ますね，あれです，ピップエレキバン。「800ガウスの磁力」で血行促進です(磁力で血行促進される仕組みは「ピップ・フジモト」「ピップ・トウキョウ」に聞いて下さいｗ)。
　なお，磁力の単位はSI(国際単位)によって「テスラ」に変わってますが…(1テスラ＝10,000ガウス)。
　まずは入室した段階で5ガウスかかります。地磁場は0.5ガウスです。
　装置に近付けば50ガウスに上がります。「エレキバンは800ガウスだぞ」とおっしゃるでしょうが，豆粒みたいな磁石ですから…。
　装置に近付くほどに二次関数的に磁力は強くなり，撮像の際には15,000ガウスの磁場がかかります(1.5テスラ仕様のMRIの場合)。
　これ，スゲェ恐ろしい磁力です。
　鎖を近づけると宙に浮いてどんどん引きつけられます。
　機器保護のためにトンネル入口に板を張って実験した映像ですが，あらゆる金属が凶器と化します。
　横向きに置いたカッターの乗った寝台を近づけていくと刃先が装置の方向にくるりと回って引きつけられてブスッと刺さります。刃先どころじゃなく柄まで刺さってます。
　レンチなんかも板を突き破るくらいの勢いで突き刺さります。
　医療用の酸素ボンベなんか撲殺的どころじゃないです。ボンベがズブリと刺さってます。
　…と言うわけで…くれぐれもMRIの検査を受ける時は金属には注意して下さい。スタッフの指示に従って細かいモノまでちゃんとはずして下さい。
　あとは…凶器にならなくても金属粉を含んだようなものは熱をもって火傷するようなので…。入れ墨はもとより，コンタクトレンズの着色剤や，化粧なんかでも微量の金属粉を含んでいます。

　いやぁ…衝撃でした。