つくづく「医療はボーダーレスであるべき」と思いました。
本日21時より(遅すぎ…orz),通称「ゼク」,ドイツ語で「sektion」がありました…帰ったのは0時です…_| ̄|◯
元々,学生時代は病理学専攻で,就職してから生理検査になったので,腹部エコーをすると画面が白黒でもカラーで見える。
んで…逆にゼクで血管を見てると白黒で見える…。
病理医が脳外科出身で,特にウチの病院の特性から「頸動脈は限りなく遠位まで摘出」と厳しく言われてたのですが,日頃エコーで見てるので,周囲組織を切開しながら「まだまだ」「もうそうそろそろ」が分かったりする。
「あー…これが○○動脈やなぁ…ほなもう少し…」
とかね…。
おかげで,一緒に入った技師のお膳立てやアドバイスがあったとは言え,病理医ご満足の摘出に至りました。
それにしても…久々…。
学生時代で既に30例の経験があるという異端児で,学生時代で縫合やらあちこちの切開を学んでいたけど…時が経つと要領を忘れるもんですな。
テキパキ進めるには「次に何をするか」を読めなきゃいけないんだけど,長いブランクがあると「次」が読めない。
それでも一生懸命回想しながらやりました。ダメ出しもくらったけど,概ね「まぁ良いだろ」くらいの評価。
実は生理検査室全員が帰った後に,上司に,
「手が多い方が良ければ,入りますが?」
と打診したんですよ。やっぱり…昔の専攻の魂がうずくし…エコーをやってると実物が見たい。
主任が聞いたら,
「良いように使われるよ」
って怒られそうだけど,上司は,
「まぁ,検体系が人数不足なら,生理検査室から誰か,小間遣いでも良いから人員が欲しい時があるだろうから,特に経験を持ってる人には入って欲しい」
ってことなんで…。
やっぱり…思うことは…「私はエコー屋さん」「私は生理の人」…と言う人は,実際の状態や配置が解らないとつまずくと思う。
そして「私は病理屋さん」と言う人では「開けてもなかなか見えない所」を想像できないと思う。
なので,双方がボーダーレスでクロスオーバーでやってこそじゃないかと…。
「普段見てるもの」に対して,「本物はどうなのか」「エコーで見たらどうなのか」と言うクロスオーバーな発想がないと,互いに発展できないのでは?
それを考えると,正直,断面図の写真しか見てない放射線技師が参加できないのはかわいそうだと思う。
「命を救う」と言う立場では,時に「命を絶った姿」を目にすることで,「痛みを伴わない検査で状態を類推する」と言うことが必要じゃないかと…。
PR